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詩と映画と日記

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フランス軍中尉の女

監督
カレル・ライス 

原作
ジョン・ファウルズ  

キャスト
メリル・ストリープ 
ジェレミー・アイアンズ 
リンジー・バクスター 
ピーター・ヴォーン


「フランス軍中尉の女」

  メリル・ストリープのこと

この作品で初めて
メリル・ストリープを見ましたが
強い感銘を受けて絶対に大女優になると
確信したのを想い出します

陶器のような真っ白な肌に高い鼻
優しい目もとは愛らしく

すぐにポッと染まる頬と目のふち
手に豊かな表情があり
演技に深みを添えています

それ以来色々な役柄を演じるのをみましたが

「クレイマー・クレイマー」
「恋に落ちて」
「マディソン軍の橋」
「マイ・ルーム」
「愛と哀しみの果て」など
役柄になりきれる素晴らしい女優です

あらすじ
女優アンナと俳優マイクが映画で競演し
考古学者と堕ちた女を演じていますが

撮影中にお互いに家庭のある身で恋に落ちます
現実の世界と映画の中との二役です

有力者のお嬢様のエルネスティナと
婚約をしたばかりの考古学者のチャールズが
彼女とふたりで海岸を散歩をしてると

波が洗う埠頭の先端に
危なげに女がひとり立っていました

堅苦しい道徳のビクトリア時代のイギリスで
フランス軍中尉の女と呼ばれて
蔑まれているサラの姿でした

チャールズはこの時の一瞥で
サラを忘れがたく思います

サラは婚約をして幸せいっぱいの
エルネスティナからチャールズを
奪ってやりたいと思うような
傷んだ心を持っていました

メリル・ストリープも 
ジェレミー・アイアンズも
とっても良かったです

原作がしっかりしているので
繰返し観れる味わい深い作品です
 



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